組込みシステムのネットワーク能力が大きな進化を遂げている現在、組込みエンジニアにとってセキュリティは、設計を考える際の最重要課題になってきています。しかしながら、システムセキュリティは管理が難しい上、組込み開発者には、サイズ、電力、コストの各面でソフトウェアベースのセキュリティモジュールの使用に制限が加えられています。
Trusted Computing Group(TCG)のオープンスタンダードであるTrusted Platform Module(TPM)は、ハードウェアレベルで侵入者からの防護機能を提供し、この板挟み状況に解決を与えるものです。PC設計者ならTPMを単なる「ブラックボックス」と見なせばよいのでしょうが、組込みエンジニアは、スペース、メモリ、電力を節約しながらセキュアデバイスを作成することができるTPMの機能を十分に熟知していなければなりません。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434118943/insightintl-22